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高橋信次先生に学ぶ

高橋信次先生に学ぶ

光りを入れる実際の方法

- 光りを入れる実際の方法 -


病気はその人の歪められた心の現れなのであって、心の持ち方を変えれば変わるものなのであるから、病気という動かすぺからざる頑とした存在がそこにあるのではない。

だから、動かし難い病気というものがその人の肉体の中にあるという、固定的な観念を持ってはならないのである。


<光りを入れるのは>

1心から心への説得
2肉体に対して手掌を通して光りを入れる

ということが同時に行なわれるのである。

(1)光りを入れる前に瞑想、禅定して心を調和させ、愛で心を満たす。

(2)相手を仰臥させ、額に手を触れて、坐ってやる場合は前額部と後頭部に手を当てて祈願文を唱える。
 

「大宇宙大神霊、仏よ、この人の心に安らぎをお与え下さい。
この人の身体に光りをお与え下さい。

実在界の諸如来諸菩薩、光の天使、この人の心に安らぎをお与え下さい。
この人の身体に光りをお与え下さい。

在天の諸天善神よ。
この人の心に安らぎをお与え下さい。
この人の身体に光りをお与え下さい。

指導霊、守護霊よ、この人がこの肉体を持って生まれてこられました使命を、充分に果たすことが出来ます様に、心の内より正しくお導き下さい。」

このように天上界からの導きを析る。

(3)肉体を支配している本人の意識、霊に向って説得する。


「肉体を支配しているこの人の霊よ。
あなたは罪の子ではない。
あなたは神の子である。

あなたはこの肉体を持って、霊(霊性、心の向上)の修業のために現われた霊であることを自覚しなさい。

あなたは完全にこの肉体を支配して、この世に生まれてきた使命を果たされなければならないのである。」


このように念じて、その人が完全に肉体を支配している状態を思念する。

(4)そして患部に手を当てる。


例えば胃が悪い場合、一方の手を胃の上に、一方の手を背に当てる。
仰臥している場合は一方の手だけ、胃の上に当ててもよい。

この時に、「ここに悪い胃がある」と思ってはならない。

「既にそこが光りに満たされて健全である」と思念する。

手を当ててつぎのように念ずる。

「胃の細胞よ。あなたたちも神の子である。

細胞の霊よ、あなたたちは神の子として、この者が霊の修業のためにこの世に肉体を持つ時に、この者の肉体の細胞となって、この者がこの世に現れた使命を十分に果たすことが出来る様に協力するために現われてきた筈である。

あなたたちはそこにおいて、このように不調和を来たしてはならない。
あなたたちは神から与えられた使命を自覚して、本来の機能を回復しなさい。」

この言葉の通りでなくても、意味がそうであればよいのであるから、その時に自分の心に最もピッタリとくる言葉で念ずればよい。

(5)胃の細胞をこのようにしたのは本人なのであるから本人は、心の中で次のように念ずる。


「本来健全であったあなたたちを、自分の心の不調和によって知らず知らずのうちに、あなたたち(胃の細胞)を不調和にして、申訳ありません。

私は今、反省したのである。
私は今、健全な調和された心になったのである。

だから、あなたたちも光りを受けて早く健全になって下さい。」

そのように念じて、既に胃が健全である状態をアリアリと心の中に描く。

(6)手を当てている人も、既に胃が完全であることをアリアリと心の中に描いて息を吸う時に、単に空気を吸うと思わないで「神の光」を吸うと念じて、下腹にいっぱい息を吸う。


下腹にいっぱい吸った時に、自分の全身が光に満たされ輝いている状態を想念する。

(7)息を吐く時に、自分の体内に満ち満ちていた神の光りが、手を通してその人に流れ入り、その人の患部が癒され、全身が光に満ち満ちている状態を想念する。


この時にその人の体内の悪いものは、体内が光りに満たされてゆくと同時に、足のつま先から皆流れ出ると想念する。

(8)この場合大事なことは、自分がしているのであるという心にならないことである。


自分の心を無我にして、神が全てのものを生かし愛さんとしていられる、その神の愛の完全な通路になることである。

強力に光を送らなければと、力む必要はないのである。

(9)子供の病気の場合は、親がよく反省をして調和してからしなければいけない。


子供が病気をしている場合は、親の不調和な心が知らず知らずのうちに、無心な子供の心に影響して、何も知らない子供が病気という状態になって苦しんでいるのであるから、親はまず子供に詫びなければいけないのである。

そうして、子供自身が病気になって苦しむという状態になって親を反省せしめて、親自身の霊の向上を図らせようとしていることに対して、心から感謝をしなければならないのである。

(10)憑依によって病気していると思われる場合は、みだりに光りを入れない方がよい。


不用意にすると憑依している霊がこちらに憑ってきて、身体の具合が悪くなる場合がある。


<憑依された人の簡単な見分け方>


1 病名が医者ではわからない。

2 持病で病気が永い。治りにくい。

3 顔色が土色か、またどこか黒ずんでいるか、その反対に蒼白で情彩がない。

4 感情の起伏が激しい。

5 目がおどおどして落着きがないか、また目がすわって動かない。

6 身体が冷える。またいつも熟っぼい。

7 いつも頭や肩が重い。

8 暗い所が好きで、ものを言わない。

9 強情で人の言う事を聞かない。

10 人や食べ物の好き嫌いが激しい。


憑依されていると思われる人には、予め気分の良い時にくり返して正法を話して、感謝の心を起させるようにしてからすることである。

(11)光りを入れる時間は、一日三十分前後やる方が効果は大きい。


場合によっては短かく、また永くしてもよい。

(12)終ったら、大宇宙大神霊、諸如来諸菩薩(光の天使)、諸天善神、指導霊、守護霊に感謝し、本人の意識、霊に対して神の子としての自覚を深められるように祈念する。


光りを入れたら最後は必ず禅定をする。
光りを入れたその場ではやれない場合が多いから、家へ帰ってから必ずすることである。

(13)光りを入れると身体がポカポカ暖かくなって、寝てしまうことがある。


その場合はそのまま寝かしておくほうが良い。

また、すぐその場では効果が感じられないような場合でも、一晩寝ると翌朝その効果がハッキリする事が多いから、その場ですぐ効果がなかったからといって失望することはない。


愛をもってすることが、効果のないことは絶対にないのである。


正法誌12号1979.8より抜粋



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